カラーの用語

今世紀初めに最も広く使用されたカラー用語は南アフリカの地名に基づくものでした。

ブルーの蛍光のある無色のダイヤモンドは、このような石を多数産出したヤガースフォンテン鉱山にちなんでヤガーと呼ばれました。

蛍光のない無色の石は川(リバー)から産出し、パイプからの石より無色であることが多いと考えられているため、リバーの名が付けられました。

ウエッセルトン鉱山は他の多くの鉱山より良質のカラーを産出したので、その名前はごくわずかに色のあるグレードとされました。

喜望峰にちなんだケープという用語は顕著なライトイエローの石として受け入れられるようになりましたが、これは平均的な南アフリカのダイヤモンドはブラジル産よりイエローの色が強かったからです。

プレミア鉱山は、外観を曇らせる強いブルーの蛍光のある(しばしば「オイリー」と言われる)ライトイエローの石を多数産出し、従ってプレミアという名前とカラーグレードとなりました。

ゴルコンダとはインドにある町の名前で、かつて極めて透明で無色のダイヤモンドに用いられたもうひとつの古い業界用語です。

不正確な説明用語は、明確ではあるが誤った考えを生み出しました。

しかし、どの鉱山もしくは地域のダイヤモンドも色が様々であるので、土地の名前にちなんだこれらの用語および他の用語は誤解を招きます。

特に広く使用されている場合でも、用語を全く等しく定義、もしくは使用している人は二人といません。

現在でも使用されている他のカラーグレード基準、およびシンボルは数字および文字があります。

用語やその解釈には大きな相違があり、土地の名前同様これもそれほど正確でないことが多くなります。

このような偽りの説明用語には、明確ではあるが誤った考えを生み出すという欠点がありました。

しかし、この用語は現在でも消費者が非常に慣れている場合も多いのです。

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